先輩インタビュー
-
-
児童発達支援施設「おへそこども学園」
のぞみ先生
九州龍谷短期大学 1995年卒業
佐賀県出身

どうして今の仕事を選んだの?

幼い頃、幼稚園で出会った先生のことがとても大好きで、私も大人になったらあこがれの先生のような保育士になりたいと思っていたからです。また、子育てと仕事で毎日とても忙しくしていた母が、ふとしたとき、余裕のなかった子育てのことを未だに後悔して私たち子どもに「ごめんね」と言ってくることがあるんです。母のように子育てに奮闘している保護者の方の負担を減らしたい、手助けしたいという思いもあり、保育士を目指しました。

どんなふうに就活したの?

短大1年生の後期くらいから特に就活を意識するようになりました。1年生の頃からさまざまな養護施設や保育園・幼稚園などで実習させていただくうちに、自分は家族支援のほうに関心が高いことに気づき、養護施設か保育園への就職を目指すようになりました。

この法人のことは、どうやって知ったの?

地域の情報誌におへその開園の記事が載っていて、たまたまそれを読んだことがきっかけです。

どうしてこの法人で働こうと決めたの?

他の園で働いているときに地域の情報誌でおへそのことを知り、「ALL FOR KIDs ~すべてはこどもたちのために~」の保育理念に、それまで持っていた保育へのもやもやが晴れたような思いがしたことがきっかけで、おへそに興味を持ちました。

働き始めた頃のエピソードを教えて!

私は歌うのもピアノを弾くのも苦手で、保育士として働き始めた当初は、季節の歌やリトミックなどを担当することに不安を感じていました。でもおへそに来て、当時の主任の先生や園長先生が、カスタネットや鍵盤ハーモニカ、ギター、ウクレレなど、さまざまな楽器を使って本当に楽しそうに子どもたちと過ごしている姿を見たんです。苦手を克服することも大切なことですが、「子どもたちにどんな環境で何を伝えたいのか」がとても大切なんだと気づくことができました。

子どもたち・保護者の人たちとのエピソードを教えて!

ある子の連絡帳に、お父様がお誕生日だという記載があり、お子さんと一緒にカードを手作りしてお渡ししたところ、とても喜んでいただけました。それがきっかけで保護者の方のお誕生日をお祝いするようにしていて、あるお母様に「子どもが生まれてから子ども中心で自分のことを考える余裕がなくなっていました。先生たちに私のことも見てもらっているんだと気づいて涙が出ました。」とお礼の言葉をいただきとてもうれしかったです。家族支援の大切さを感じた出来事でした。

一緒に働く人たちとのエピソードを教えて!

勤務初日の出来事です。園外保育のときに「ねえあの人は何してるの?」と子どもが農作業中の方を指差しながら尋ねてきました。私はすぐ「草むしりをしているんだよ」と答えようとしましたが、すかさず主任の先生と園長先生が「分からないときは聞いておいで~」と声をかけてくださったんです。その子は農作業中の方にあいさつと質問をしに行きました。こうすることで子どもたちが自分で行動を起こし、新しい知識を得る喜びを自分で手に入れることができるんです。手を差し伸べることだけが大人の役割ではないと学んだエピソードです。

ここで働けてよかったなぁと思うことを教えて!

間違いや失敗も受け止めてもらえて、子どもと一緒に大人も学び合い成長できるところです!あとは、良いものはすぐに取り入れるところ、シフトの希望や自身・家族の体調の悪いときなどもお休みの希望を伝えやすく仕事もプライベートも大切にできるところ、新人でも意見が出しやすい環境などなど…おへその好きなところはとにかくたくさんあります!

今夢中なこと・がんばっていることを教えて!

業務に関わることでは、読書の習慣づけや保護者支援をがんばっています。保護者の方々のために自分にできることがないか、いつも考えていますね。また、プライベートではジンジャーエール作りやチャイミックス作り、あとは部屋を整理整頓して過ごしやすい家にできるようにがんばっています!

これからどんな人になりたい?

おへその園の先輩方が目標なのはもちろんですが、有名な方を挙げるとすれば、玉川大学教授の大豆生田啓友先生のような先生です。「子どもは自ら育つ存在」と信じ、子どもたちに向き合う人でありたいといつも心がけています。

後輩のみんなにメッセージをちょうだい!

気になる園があれば実習や説明会に出かけて実際に園を体験してみてください!子どもも職員も一日の大半を一緒に過ごす仲間なので、空気感が自分に合うのかどうかは大切な判断材料のひとつだと思います。また、学生時代の好きなこと、夢中になったことが、社会人となった今の強みにもなっているなと感じます。ピアノや絵が苦手でも大丈夫。大人でも苦手なことがあると、子どもたちに共感してもらえるきっかけになることもありますよ!