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社会福祉法人 横浜婦人クラブ愛児園 児童養護施設誠心学園

先輩インタビュー

児童養護施設誠心学園

きょうか先生 保育士

宮城学院女子大学 2020年卒業

青森県出身

どうして今の仕事を選んだの?
大学選びしている頃から児童福祉に興味があり、進学先もそれを優先して決めました。物心ついてから近所の年下の子どもと遊ぶのが好きで、仕事選びでもそれをベースにする職業に就きたいと思うようになりました。児童福祉施設の職員は皆その気持ちを持っていますが、子どもが好きというだけで良い仕事ができるとは思いませんので、自分なりに努力してそれを形にしたいと思います。
どんなふうに就活したの?
大学4年になってから県外の施設も含めて調べ、気になる施設は説明会に参加して面接を受ける先を決めました。給与面はどうか、休みは取りやすいか、勤務体制に無理はないか、残業はあるかなどを比較するとともに、第三者評価の結果は特に参考にしました、誠心学園の評価はとても高く、説明会でも知りたいことを丁寧に説明してもらえたので、最初に面接を申し込みました。
この法人のことは、どうやって知ったの?
私の就活の時期は新型コロナが蔓延する半年以上前だったため、施設見学にも制限がありませんでした。なので見学に行く前提で行ってみたい施設を探そうと思い、インターネットをあれこれ検索していました。児童養護施設の一覧表をたよりに電話での問い合わせもしていましたが、誠心学園を運営する法人にかけた時の対応が親切だったのが興味を持ったのがきっかけです。
この法人の説明会・見学・実習に参加したときどうだった?
施設は竣工から20年以上経っているとの説明でしたが、実際に見学すると、掃除が行き届いていて新築間もないのではと思うくらい綺麗でした。何よりも驚いたのは、そこにいる子どもたちが皆明るく、私の中の「児童養護施設の子」というイメージと違ったことです。それは多分、日頃から職員が優しく愛情豊かに接しているからであり、大人にも働きやすい職場なのだろうと感じました。
どうしてこの法人で働こうと決めたの?
誠心学園は児童養護施設なのに小学校入学前の幼児だけをお預かりする全国的にも珍しい施設です。説明会では理由をこう説明しています。「子どもは、出来れば生みの親と暮らすのが一番です。それはお子さんが小さいほどうまく行きます。ですから誠心学園では小学校の入学式をゴールに見立て、それまでの3年間に全力を傾けているのです。」この説明はとてもよく理解できました。
働き始めた頃のエピソードを教えて!
実際に働き始めて担当のお子さんとの距離が縮まると、お子さんにもわがままや甘えが出てきて遠慮がなくなります。時には意思疎通がうまくゆかず考え込むこともありました。そんな時、先輩方からその対処法を具体的に教えていただきました。また、落ち込んでいると同僚や先輩が前向きな言葉を掛けて元気づけてくれました。
子どもたち・保護者の人たちとのエピソードを教えて!
嬉しく感じるのは、担当しているお子さんが自分を頼りにしてくれていると感じたり、保護者の方からねぎらいの言葉を頂いたりするときです。中でも、なかなか心を開いてくれなかった担当児が、それまでと違う親しげな態度を見せてくれた時は、苦労が報われる思いです。何が切っ掛けなのかは分かりませんが、日頃から仲良くしたいというシグナルを送り続けた結果かもしれません。
一緒に働く人たちとのエピソードを教えて!
自分が子どもへの対応で迷っていたり、どうしてよいか分からず途方暮れていたりする時、さりげなく声を掛けて下さる先輩には感謝しています。それは普段から私の様子をそれとなく見守ってくださっているからですし、職場の先輩後輩がそういう関係で結ばれているのは、とても幸運な事ではないかと思います。
ここで働けてよかったなぁと思うことを教えて!
ここに来て良かったなと思うのは職場の人間関係が良いことです。デュナミスや横浜ナーサリーに同期入社した仲間からも「職員の仲が良いので仕事が楽しいし休みも取りやすい。」といった声が聞かれます。入社1年目から「親睦会」という施設横断的なサークルに参加出来ます。食事会や豪華賞品が貰えるダーツ、輪投げ、早押しクイズなどの大会もあり、施設間の交流がとても盛んです。
今夢中なこと・がんばっていることを教えて!
今夢中になっている事は特にないです。しいて言えば「仕事」でしょうか。将来結婚して子どもが出来ても仕事は続けたいので、もっと「仕事の完成度」を高めたいです。ルーティン業務は出来るようになりましたが、その意味合いや、その先にある児童養護施設のミッションをどこまで自分の中で理解し、消化しているかは自信がありません。
これからどんな人になりたい?
子どもに対して、先入観を持ったり決めつけたりせず、子どもが興味をもってくれるような問いかけが出来る職員になりたいです。そこからそのお子さんの本当の姿や求めるものを知る手掛かりが見つかるからです。相手が求めるものを知り、それに応えてゆかないと、何をやっても独り相撲で終わるでしょう。それは子どもだけでなく大人との関係でも大切な基本だと考えています。
後輩のみんなにメッセージをちょうだい!
明日は明日の風が吹く。少し無責任にも聞こえますが、これは福祉の現場で仕事を続けてゆく心構えとしては間違ってはいないと思います。私なりのメッセージに言い換えれば「出来るだけ無理せず、自分のペースで頑張ってください。今日悩んでいることも、一晩寝れば良い解決策が見つかるかもしれないし、悩み事そのものが、取るに足らないことだったと思えるかもしれません。」

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