保育士BOOKおすすめポイント
一人ひとりが「大切にされている」と感じられる声掛けや環境づくりが素敵な園です。
「子どもたちが“好き”を見つけられること」と
「安全」の両立など工夫がいっぱい♪
自然に見えて奥が深~いので、ぜひ園見学に☆
イチオシポイント
保育・教育の特徴
子どもの自己肯定感・自己決定力を育む保育
誉める保育で自己肯定感を高め、子ども主体の異年齢保育で自ら考え行動する力を育みます。
働きがい
「子どものために」を誠実に実践できる環境
ルールで縛らず、保育者の想いを尊重します。主体的に考え、試行錯誤を楽しめる環境です。
働きやすさ
大人の働きやすさが、子どもの安心できる環境に
子どもたちのためにも、人間関係を第一に。休みも取りやすく、残業少、持ち帰り仕事なし◎
入社後支援・研修
職員の自己実現・自己成長を支える制度
日々の業務はペアの先生が丁寧に教えます!様々な研修や、姉妹園の交流で成長をサポート◎
理念
保育理念
『すべての子どもの最善の利益のために』
- 森友会が大切にしていること -
自ら進んでやりたいことを見つけられる能力は、卒園後の人生でも大きな役割を果たします。
森友会では「誉める保育」「夢中になって遊べる環境」「異年齢保育」を通じて、子どもたちが“好き”を見つけられるよう努めます。
方針・目標
1.誉める保育 できた!を大切に
誉める90%、怒る10%。これが「誉める保育」の目標です。子どもたちは日々成長します。昨日うまくできなかった配膳が今日できるようになったら「よくできたね」と誉める。誉められて一番嬉しいタイミングを逃さず誉めるのがコツです。保育室はいつも保育者の笑顔と誉める声や拍手で賑わっています。こうして子どもたちは安心して意欲的に生活し、成長できるのです。
2.異年齢の関わりを大切に
森友会では年齢別ではなく、乳児(0~1歳)と幼児(2~5歳)の2クラスにわけ、異年齢が交流する保育を行っています。年下の子は年上の子の姿に憧れ、年上の子は年下の子に優しく接することを学びます。年齢が違うからこそ、子ども同士で刺激し合い、学び合い、心身ともに成長していていくのです。複数の保育者がチームとなって各クラスの保育を担当し、保育室の環境づくりを行っています。
3.子どもの主体性を尊重する
森友会の保育園では、「月曜2時間目は歌の時間」のようなメニュー保育はありません。子どもたちは、そのときの思いでやりたい遊びを自ら選びます。遊び込むことを通じて集中力、忍耐力を養い、子ども同士でルールを守ることの大切さを身につけていくからです。保育者は安全に配慮しつつ、子どもが興味を持ったことを、遊びのなかで楽しく学べるように丁寧に環境を整えます。徹底的に見守ること。それが保育の基本姿勢です。
目指す子ども像
『好きを見つけられる子へ』
今はできないことも、自分でできるようになりたい。
好きなことを見つけたら、とことんやりたい。
それは誰かに言われたからではなく、自分がそうしたいから。
そんな姿を大切にするのが森友会の保育です。
法人概要
法人名 | 社会福祉法人 森友会 |
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法人住所 | 大分県大分市顕徳町2丁目2番41号 |
設立年 | 2001年 |
事業内容 | 認可保育園および認定こども園の経営 |
施設数 | 36施設 |
従業員数 | 812名 |
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園紹介インタビュー
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あかねの森保育園 園長 井上 宇宙
子どもも大人も「自己決定」を大切に、
生き生きと過ごしている園です
どんな保育・教育をしていますか?
すべての子どもたちの最善の利益のために、誉める保育・子ども主体の保育・異年齢保育などをしています。誉める保育では上手にできたことだけでなく、「今日も保育園に来てくれたね」「今日は楽しそうに遊んでいたね」などポジティブな行動を言葉で肯定的に伝え、自己肯定感や意欲を育んでいます。子ども主体の保育・異年齢保育では、0〜1歳と2〜5歳の子どもが同じ空間で過ごし、どこで誰とどんな遊びをするかを子ども自身が選択することを大切にしています。
園で過ごす子どもたちの様子は?
自分で選択できる自由な活動が多いからこそ、出したものは自分で片づける意識や、何事にも積極的に挑戦する気持ちが育まれています。新しく入園した子もみんなの姿を見て自然と学ぶので、保育者が必要以上に片づけたり指導をする必要はないんですよ。また、他者のことも気にかけてあげられる子どもたちです。小学校に上がると学童保育に通う子も多く、当園の異年齢保育を経験している子どもたちは学童の環境にも自然と馴染み、下の学年の子を気にかける姿もあるそうです。
園で働く人たちの様子は?
子どもたちへの愛情が深いのはもちろん、異年齢の子どもたちを見守るので、チーム保育も大切にしている先生方です。何でも気軽に相談でき、気兼ねなく休みを取れる関係性を築いています。得意・不得意もありますが互いに補い合う関係で、みんなで一緒に考えていける組織です。ある年の卒園式では緊張でお漏らしをしてしまった子がいたのですが、職員は持ち前の主体性とチームワークを抜群に発揮し、保護者や他の子に気づかれずテキパキと対処しました。
どんな園にしていきたいですか?
子どもだけでなく、先生自身も人間として成長できる園にしたいと思っています。子どもの主体性を大切にするのと同じくらい、先生の主体性も大切にして、それぞれがどうなりたいか夢を持ち、そのために必要な自己選択ができる環境を整えて支援していきたいですね。それが最終的には、子どもたちに最善の環境を提供することにつながるのだと思います。また、地域に還元していくため、地域交流を活発化させる動きや、法人として児童発達支援施設の開園の計画も進めています。
園見学で見てほしいところは?
子どもたちが遊びこんでいる様子や、先生がどのように声をかけ環境設定をしているかを見てほしいです。声をかけずに見守っているようであれば、どういった場面でなぜ見守っているのかまで考えてみてください。子どもたちの声と先生たちの声、どちらが大きいかも大事なポイントです。目の前の子の様子をじっくり観察し考えているとき、保育者は自然と静かになります。大人が一歩引いて、「子どもが自分で行動を選択できる余白」を大切にしている点に注目してくださいね。
学生へのメッセージをお願いします!
悔いのない就職のために、自分の人生プランを考えてみることも大切です。現場の保育士として働き続けていきたいか、主任、園長とキャリアアップしていきたいのか。あるいは発達支援などの分野で専門性を深めたいという方もいるかもしれませんし、結婚して子どもが生まれたら働き方が少し変わるかもしれません。5年後10年後をイメージし、自分で選択していくことが、自分らしい人生を送ることにつながると思います。見通しがあることで自分に合った職場も見えてきますよ。
主活動の一例
午前中は基本的に、子ども自身が全てを選ぶ選択制保育です。誰と何をしてどこで遊ぶか、使う玩具や机、椅子も自分で決められます。時間の区切りも設けていないので、いつまで遊ぶかは自分次第。保育者はコーナー保育の配置などを工夫して走らない環境設定をしたり、若手とベテランが連携するチームで見守ったりして、子どもがとことん遊びこめる環境を提供しています。お昼ごはんは1時間半ほどの幅があり、遊びに満足してお腹が空いた子から配膳を開始。お兄さん・お姉さんがトレイを持って運んでいる様子や、お箸を上手に使っている様子を見て、自分もやってみたいと挑戦する子もいます。また、英語・絵画・運動などの一斉の活動も月に数回、コーナー遊びと同じ空間で行っています。年齢に合わせた内容ではありますが、活動に自然と興味を持ち参加してみる子や、今日はやらないという選択をする子の気持ちも尊重しています。
1日の流れの一例
7:00 | 開園/順次登園/視診/検温 |
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9:00 | 9:30 登園完了、朝のおやつ |
10:00 | 選択制保育:園庭遊び、コーナー保育など 主題保育:制作、散歩など 離乳食 |
11:00 | 11:30 昼食、午睡 |
15:00 | 午後おやつ |
16:00 | 選択制保育:園庭遊び、コーナー保育など 順次降園 |
18:00 | 延長保育 |
20:00 | 閉園 |
7:00 | 開園/順次登園/視診/検温 |
---|---|
9:00 | 9:30 登園完了、朝のおやつ(2歳児) |
10:00 | 選択制保育:園庭遊び、コーナー保育など 順次降園 |
11:00 | 11:30 昼食、午睡 |
15:00 | 午後おやつ |
16:00 | 選択制保育:園庭遊び、コーナー保育など 順次降園 |
18:00 | 延長保育 |
20:00 | 閉園 |
行事の一例
運動会「もりんぴっく」
行事は普段から子どもたちが楽しんでいること、できるようになったことを保護者に見てもらうことを大切にしています。「もりんぴっく」と呼んでいる運動会でも、子どもたちが楽しみながら力を発揮できるような競技を取り入れています。たとえば、2歳児は大きい子たちの配膳の様子を見て自分でもやり始める時期なので、トレイにボールを載せて保護者のところまで運ぶ競技をしたり、パズルが流行っている5歳児は大きなパズルのピースをみんなではめて完成させる競争などをしたり。園庭が大きい園では徒競走など一般的な競技も行いますが、運動会のために集中的に練習するのではなく、4月のうちから普段の遊びの中で自然に取り組めるようにしています。
4月 | 入園を祝う会(新入園児) |
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5月 | 親子遠足(2~5歳児)/内科健診/歯科検診 |
6月 | 親子ふれあい参観(0~1歳児) |
7月 | あかねまつり(全園児)/お泊り保育(5歳児) |
8月 | |
9月 | もりんぴっく(0~1歳児) |
10月 | もりんぴっく(2~5歳児) |
11月 | 内科健診/歯科検診 |
12月 | もちつき(全園児)/お楽しみ会(全園児) |
1月 | フェスティバル(0~1歳児) |
2月 | フェスティバル(2~5歳児)/保護者会 |
3月 | 卒園を祝う会(5歳児) |
保育士BOOKスタッフのコメント
子どもたちが自由に描いた絵は一つひとつ額に入れて飾られ、作者名と保育士による解説までついて、まるで美術館!チケットと制作用の素材が交換できるシステムで、見通しを持つ練習やお金の教育にもなるそうですよ。また、近所のケーキ屋さんにお散歩に行き、誕生日の子だけ好きなケーキを選んでおやつに食べるという取り組みをいくつかの園で行っているそうです。みんな自分の番が来ることを分かっているのでトラブルもなく、それぞれが「特別」を感じられる素敵な取り組みです。(保育士BOOK 樋口)