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ジャーナル

2020.04.22インタビュー

現役保育士の間で話題沸騰!【グローバルキッズ保育園体験談マンガ・品川イチガ先生インタビュー】

インスタ12万人越えの「保育士あるある漫画」ついに書籍化!

その執筆現場の裏側と漫画に込められた思いに迫る 株式会社Global Kids(以下、グローバルキッズ)の運営するインスタグラムアカウント、グローバルキッズ保育園アカウントの「保育士あるある漫画」が話題作になっています。(@global_kids_) 保育士なら一度は感じたことのある 「子どもってこういうトコロがかわいいよね!」 「成長に感動……!」 といった、保育現場の尊さや魅力がいっぱいの作品をアップするこちらのアカウントは、現役保育士だけでなく保育現場から離れた元保育士や保護者からも圧倒的な支持を集めています。 2018年4月のスタート以来、アカウントは順調にフォロワー数を伸ばし12万フォロワー越えを達成(2019年12月現在)! ついに2019年10月4日にKADOKAWAより『うちの子 保育園で何してる?』(グローバルキッズ保育園 (著), 品川イチガ(スタジオZIG) (著), 現役保育士さん (原著)として発刊されることになりました。 今回は発刊を記念して、漫画家の品川イチガ先生と、SNS漫画の企画担当スタジオZIGの畑山様に、漫画制作の裏側と、作品に漫画に込められた保育業界への思いをうかがってみました。
 
 
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子どもが生まれたことで繋がった「漫画家の夢」と「保育士漫画」

このたびは発刊おめでとうございます。
ありがとうございます。
イチガ先生は今回が漫画家としてのデビュー作でいらっしゃるとのことですが、どんな経緯でグローバルキッズ保育園の漫画を描くことになったのか教えていただけますでしょうか。
はい。元々イラストレーターとしてお仕事をさせていただいていたのですが、子ども向けのイラストや漫画を描いたことはなく、ゲームイラストが中心でした。
元々漫画家として活動されていたのではなかったのですね。
はい。姉が漫画家なので、私も同じ漫画家を目指していたのですが、イラストレーターとしてのお仕事のほうが順調でしたので。 そんなとき、娘を出産したことがきっかけで、子どもに関わる仕事をしたいなと思い、子どもに関わるようなお仕事を探しはじめたんです。
弊社スタジオZIGは各企業様のブランド認知度向上のお手伝いをさせていただいておりまして、二年前に弊社からグローバルキッズ様にインスタグラムでの漫画投稿をご提案させていただきました。 実はインスタグラムでWEB漫画というのは隠れたヒットコンテンツなんです。
SNS発の漫画って最近人気ですもんね。
はい。漫画を使って、「保育士のあるある漫画」を投稿していくことでフォロワーを増やしていきながら、グローバルキッズ様のブランド認知向上に役立てていただけたらと。
▲漫画を楽しみながら自然とグローバルキッズの理念や求人情報を知ることができる作りになっている。 (クリックするとインスタグラムのストーリー画面に移動します)
そして今回こちらのアカウントを立ち上げるに際して、どういう絵を描く漫画家さんがいいだろう、どんな漫画を描いてもらおう……と検討していたのですが。たくさんの候補のなかから、イチガ先生の作品というものがこう……光っていまして
目がキラキラして可愛いですもんね!
グローバルキッズ様の魅力を伝える漫画のイメージとして、イチガ先生の描かれる絵がぴったりでした。そして我々のほうからイチガ先生に、ぜひグローバルキッズ様のアカウントの漫画担当を、とお願いさせていただきました。そこから、この取り組みを始めて二年ですね。
▲イチガ先生の魅力あふれるかわいらしいキャラクターと漫画 (クリックするとインスタグラムに移動します)
『グローバルキッズ保育園アカウント』は2018年にゼロからスタートしたのですが、イチガ先生の漫画の魅力もあって見事施策が成功しまして、今年ついに12万フォロワーを突破いたしました。 そして、その後、KADOKAWA様からグローバルキッズ様にコミックス化のオファーが入りました。 最近は出版社様も、SNSで既に反響が起きている漫画の書籍化に力をいれていらっしゃいまして。出版者様のほうで、何十万フォロワーもいるような人気漫画アカウントを日々チェックされていると思われるんですが、グローバルキッズ保育園のアカウントも、その中で注目していただけました。 12万人という数字と「いいね」数、インプレッション等で実績が可視化されていますし、書籍化しても成果が上がる作品だと見込んでいただけたんですね。
イチガ先生は保育漫画を通して、漫画家になるという夢が叶ったんですね。
漫画家になるのは幼い頃からの夢だったので、コミック発刊できて嬉しいです!

インスタグラムの漫画が完成するまで

それでは、インスタグラムに漫画が投稿されるまでの流れを教えてください。
現在は毎週2回の投稿をしています。「保育士あるある」の元ネタは弊社で現役保育士の方や元保育士の方に随時150文字程度のネタを募集しています。その中からグローバルキッズ様との打ち合わせで、どのネタがいいか、レギュレーション上の問題がないか等を精査した上で、作品にするネタを最終決定します。その後、漫画担当のイチガ先生に「じゃあ、この150文字の原作で、4Pの漫画を描いてください」といった風に依頼をして原稿執筆していただいています。
ひとつの投稿あたり、原稿執筆にどのくらいかかりますか?
うーん……まちまちですね。
原作の決定からイチガ先生の作業に移行した後もグローバルキッズ様に何度もチェックしていただくので、原作決定以降どれくらいで漫画が完成するのか一概には言えないところがあります。
作品が出来上がるまでに、グローバルキッズ様のチェックは最低3回行われています。大切にしている保育理念や園の雰囲気に合った作品になるように、何度も厳しいチェックをしていただきながら原稿を進めていきます。
 
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最初の投稿からご覧いただくと分かりやすいのですが、アカウント開設当初と現在では、投稿する漫画のサイズや形式も、投稿ペースも違うんです。
現在は正方形の漫画4枚での投稿で統一されていますね。
はい。漫画投稿に対するフォロワー数の増減や、インプレッション数といった数値で読者の反応を分析して、投稿スタイルを変えていっているんです。現在は週に2回、一度に4枚の漫画を投稿しているスタイルを続けていますが、また今後投稿スタイルを変えていくかもしれません。今後もグローバルキッズ様のブランド認知度向上にあたって、どのような運営方法が最良か、常に検証を続けています。
漫画を描くときに、楽しいと感じる時はどんなときですか?
良い表情が描けたときですね。「自分の娘もこんな顔するなあ」と思いながら描くと、良いものが描けます。
アイコンはイチガ先生のアイデアなんですよ。
▲イチガ先生が描かれたかわいらしいアイコン。
アイコンのイラスト、どんなのがいいだろう……と考えていた時に、ちょうど娘が窓ガラスに張り付いていたんです。あ、可愛いなあと思って、アイコンのアイデアに採用しました。
あのアイコンは吸引力がありますね。保育経験者の方に「子どもの可愛さ」をパッと思い出してもらえたらと。
漫画を描くときに、作画の参考にしていることなどありましたら教えてください。
実際にグローバルキッズ様に取材に行った時の園の印象や、自分の娘の表情を参考に描いています。園を観に行った時、かわいいなあと思った髪型があったら取り入れてみたりしています。漫画を読んで、うちの子に似てる!と言ってもらえたり、また元ネタを提供してくださった先生に「私の原作が漫画になった!」と喜んでもらえたときは嬉しいですね。
イチガ先生にとって特に思い入れのある漫画はなんですか?
そうですね。妹のいる女の子が、きょうだいへの憧れのある女の子との関りを通じて成長するお話が印象的でした。自分には姉妹がいたので、きょうだいが欲しいと思う気持ちが新鮮でしたね。
 
 
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子どもが何を考えているのか、どんな行動をするのか、子どもと向き合わないとわからないことってたくさんあります。私も子どもができて初めて知った事は多いです。保育士さんってそういう、子どもたちの『気づき』を毎日知ることができるお仕事なんだな、素敵なお仕事なんだなと感じています。

グローバルキッズの働きやすさ、信念を届けられたら

グローバルキッズ様の保育について、こういうところが素敵だな、特徴だな、と感じていらっしゃることを教えてください。
私も娘を保育園に預けているので、グローバルキッズ様と娘の保育園を比較してしまいますね。保育士さんたちと毎日保育園で顔を合わせていると、「あ、今日は先生疲れているな」とかわかるじゃないですか。けれどグローバルキッズ様に取材にいくと、園の雰囲気が本当に明るくて。子どもたちの前でも無理なく自然体の笑顔が出ているのが素敵だなと思います。
グローバルキッズさんは、子ども成長や安心安全のことや、将来の事、そういうのを本当に徹底して考えている会社だなと感じています。私は幼い子どもはいませんが、将来できたら絶対グローバルキッズさんにお願いしたいと考えてます。園の設備も充実していますし。 何より一番強く感じたのは保育理念の認識が全ての保育士さんに浸透していること。パートの方から園長先生まで、誰もが一貫して保育理念を大切にして保育に当たっているのだとすごく感じるんです。保育園としてだけでなく会社組織として見ても、ここまでチームがしっかりしている所は貴重だと思います。

「また保育士になりたいな」と感じて欲しい

漫画は保育の求職者向けの漫画ですが、意識していることはありますか?
現場の話を漫画にしていると、本当に保育士の先生方に助けられているなあ……と実感します。保育士を目指す方、もう一度保育士になろうと考えている方々に、漫画を通じて保育士の現場のすばらしさ、子どもたちの尊さを思い出していただけるような作品を意識しています。
この度はありがとうございました。最後に、現場で頑張っている保育士さんへひとことお願いします。
保育は本当に尊いお仕事だと思います。娘を預けている身としてもいつも感謝していますし、漫画を描かせていただくようになって、より保育士さんに対する尊敬の気持ちが増しました。保育士さんたちの現場の「子どもってかわいいよ!」というキラキラした気持ちを伝えられる漫画を、これからも描いていけたらと思います。
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございました。

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原作となる保育士の方々のお話を元に、グローバルキッズの信念がきちんと「保育士になりたい!」方々に伝わるように描かれるイチガ先生のご様子が伝わってくるインタビューでした。 保育士さんたちを心から応援しながら漫画を描かれているからこそ、12万フォロワーに支持される人気漫画が生まれているのですね。 これからも更新が楽しみです。 品川イチガ先生、スタジオZIGの畑山様、貴重なお時間をありがとうございました!

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