先輩インタビュー
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南畑ピノキオ森のこども園
ふうか先生 保育教諭
福岡女学院大学 2024年卒業
福岡県出身

どうして今の仕事を選んだの?

弟や妹がいるので、昔から小さな子どもと関わることが好きでした。また、自分が通っていた保育園の先生に対しても憧れの気持ちがあり、自分も保育者になりたいと思うようになりました。

どんなふうに就活したの?

3年生の後期から就職を意識し始め、いろいろな園のホームページを見たり先輩に話を聞いたりしていました。4年生の夏に最後の実習が終わってから本格的に就職活動を始め、園見学や自主実習なども積極的に申し込みました。就職説明会に参加する際には、出展している園のホームページを事前に確認し、理念などに興味を持った園のブースへ行って直接お話を聞いたことでより情報収集がしやすかったです。実習園も含めて全部で8園を検討し、素敵な園がたくさんあって悩みましたが、最終的には自分が大切にしたい保育観を実現できる園かどうかを重視しました。

この法人のことは、どうやって知ったの?

アクロス福岡で開催された就職説明会で正道会のことを知りました。

この法人の説明会・見学・実習に参加したときどうだった?

事前にホームページを見て興味を持っていたので、就職説明会で正道会のブースに行き直接お話を伺いました。統括園長や各園の園長先生方が、法人の歴史や理念、特徴、子どもたちや先生方の普段の様子などをパワーポイントを使って丁寧に説明してくださいました。この説明会がきっかけでさらに興味が湧き、見学や実習にも行かせていただきました。

どうしてこの法人で働こうと決めたの?

正道会は、私が大切にしたい「子どもが主体的に行動できる保育」や「チーム保育」を掲げていることが就職の決め手でした。自主実習をさせていただき、実際に先生方の雰囲気やチームワークを見られたことで、ここなら保育者として成長できる!とも感じました。また、普段から地域との交流も多く、自然豊かな環境で子どもたちと共に様々な体験ができる点も大きな魅力でした。

働き始めた頃のエピソードを教えて!

入職したての頃は、一日一日を終えることに精一杯で、何が分からないのかも分からない状況でした。周りの先生方はそんな私をいつも気にかけてくださり、先生方のほうから優しく声を掛けてくださったおかげで信頼関係を築くことができ、少しずつ自分からも積極的に質問ができるようになりました。

子どもたち・保護者の人たちとのエピソードを教えて!

入職してすぐの頃、2歳の子と公園へお散歩に行ったときのエピソードが印象に残っています。みんなが遊び始めても、ある男の子は桜の木の下で立ち止まって動こうとしなかったんです。「どうしたの?」と声を掛けると「かわいそう、行かない」と言っていて、私は何のことかすぐには分かりませんでした。その子は、落ちている桜の花びらを蝶々だと思い、蝶々が踏まれて可哀想だと感じていたんです。それから自分でよく観察するうちに、上から落ちてきていることに気づき「おはなだ!」と嬉しそうに話してくれました。子どもの豊かな発想力や感性に感動すると共に、大人が決めつけたり手助けしすぎたりしないことの大切さも痛感した出来事でした。

一緒に働く人たちとのエピソードを教えて!

私はついつい日常に追われて、子どもたちの話に耳を傾けることを後回しにしてしまい後悔することがあります。先輩方は子ども一人ひとりとの関わりを大切にされているので、いつも尊敬しています。私ももっとがんばって、先輩たちのような保育者になりたいと思っています!

ここで働けてよかったなぁと思うことを教えて!

一階建ての平屋の園舎で、縦割りではない異年齢児保育を行っているため、普段から子ども同士の関わりが多く、ここで過ごす全員の生活の場というあたたかな雰囲気があることが魅力です。その地域ごとの特色を生かした交流も多く、子どもはもちろん私自身も様々な経験ができ、地域全体に子どもの居場所が広がっているのも素敵だなと感じます。また、子ども主体の保育を支えるための物的環境・人的環境が整っているのも嬉しいです。座学だけでなくディスカッションを中心にした研修も充実していて、学び続けられる環境がモチベーションアップにも繋がっています。

今夢中なこと・がんばっていることを教えて!

最近流行りの編み物を始めましたが、夢中になって続けられるかはこれからです!(笑)

これからどんな人になりたい?

何よりも、子どもの主体性を育むことのできる保育者、子どもの個性や良さを尊重し、自分自身も学び、共に成長を喜べる保育者でありたいと思います。日常の些細なやり取りや子どもの姿を大切に味わいながら、一緒に生活する安心できる大人の一人として、子どもたちを優しく見守り続けていきます。

後輩のみんなにメッセージをちょうだい!

就活中は悩みや遊びたい気持ちとの葛藤もあると思います。でも、たくさん悩んで考えて、自分で決めることが、きっと自分のためになると思います。そんな過程を経て、みなさんが素敵な園と人に出会えることを願っています。残り少ない学生生活も思いっきり楽しんでくださいね!