ジャーナル
2020.04.22保育・幼児教育関連ニュース
長崎純心大学こども教育保育学科 第14回エキシビションに伺いました!
学生さんたちの保育教育への取り組みにフォーカスした
『養成校さんに行って来ました保育士BOOK』。
第一回目の取材は、
とぎつカナリーホールで行われる長崎純心大学の人文学部こども教育保育学科の 学生さん主催の第14回エキシビションに行って来ました。*エキシビション:4年生が1年かけて地域の方、
子どもたちに自分たちが学んできた表現をお披露目し楽しんでいただく企画イベント。 演目構成や台本作成、衣装作り等など学生さんの手で行われます。車の誘導から学生さんが主体で行われており、
ホールに入るとずらっと学生さんが迎えてくれました。 1階ロビーには学生さんが手がけられた造形の作品展示もあり総合芸術の域でした。
地元の保育園(幼稚園)の先生と子どもたちや
地域の親御さんと子どもたちを招いて行われるエキシビションは 子どもたちの期待溢れる歓声とともにスタートしました。最初に行われたのは器楽。
楽器の紹介から始まり、子どもたちにも馴染みのある映画アニメソングを 多彩な楽器で奏でてくれました。 行進やリズムなど振り付けもしっかりとされており 単なる楽器演奏にとどまらない素敵な演目となりました。
次に「雨降りの日の楽しみ」をモチーフにした歌。
さながらミュージカルを見るような演目。
赤いワンピースを着た学生さんたちが踊りと歌を披露する間に、 子どもたちも一緒に歌い出す。そんな一幕になりました。そして前半最後の演目。絵本です。
『ブレーメンのおんがくたい』というたくさんの動物たちが登場する絵本を、
動物たちの鳴き声や音楽などを織り交ぜながら読み上げてくれました。 あまりにも迫力があり泣き出す子どもたちもたくさん。休憩を挟んで科学、ダンス、太鼓、合唱と続きます。
科学はプロ顔負けの実験で子どもたちの歓声に包まれました。
気球のように袋を飛ばす実験から煙を仕込んだ空気砲まで。 子どもたちの好奇心が豊かに刺激され、大人もどよめいていました。そして、ダンス。
映画のチアガール顔負けのダンスに会場の熱気が一段と増しました。 個性的なユニフォームも表現に華を添え、会場が拍手に包まれました。
次に披露された太鼓は真剣な眼差しの学生さんが背筋を伸ばし、
緊張感ある演奏を実現しました。 伝統を受け継ぐ一幕でした。最後は合唱。
みなさんの決意に満ちた凛々しい姿とともに、 エキシビションの締めくくりに相応しい、素敵な歌声がホール全体を包み込みました。全ての演目が終了後、実行委員長のササキさんのご挨拶をもって
幕を下ろしたエキシビション。実行委員の皆さんにお話をお伺いしました。
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保育士BOOK(以下HB):今年のテーマについて教えてください。
実行委員長ササキさん:今年のテーマは学生さんに募集して、
実行委員で選んだり組み合わせたりして決めました。テーマは~届けよう 笑顔と感謝の贈りもの~。
会場を笑顔で満たしたいという思いと、
これまでお世話になった皆さんやエキシビションを準備する過程で お世話になったことなどを通じて改めて 「自分たちは皆さんに支えていただいているんだ」という気づきがありました。 その想いを伝えたいと考えました。HB:今年で14回目を迎えるエキシビションと伺っていますが、
伝統としてつなげていること、 あるいは今年新たに取り組んだことがあれば教えてください。
ササキさん:感謝を伝えるためみんなで大学の施設をお掃除をすること。
これは伝統として繋がっています。 演目については毎年選択しているので変化しますが、 昨年と比較して新たに加わったものに『絵本』があります。 リアルな表現に子どもたちも泣いちゃったりしましたね。 また、今年は特に男女共学になった記念として従来のイメージキャラクターの こころちゃんにじゅんくんが加わったことが新たな取り組みですね。HB:エキシビションには地域の子どもたちがたくさん来ていたのですが、
エキシビション以外に普段、子どもたちに関わる取り組みは行っていますか!?実行委員スギウチさん:保育実践研究会スマイルというサークル活動があります。
他にも夏祭りに出展するボランティア活動など 地域の子どもたちの支援に関わることがあります。HB:そのほか長崎純心大学ならではの学びの機会があれば教えてください。
ササキさん:2年生のときにチームプロジェクトという取り組みがあります。
私は市立図書館にお伺いしクリスマス会を企画実施しました。スギウチさん:私は日々のサークル活動を通じて先輩や後輩といった
縦のつながりの中でたくさんの気づきをいただきましたね。マスナガさん:私は実習の経験が大きかったですね。
普段学んでいる保育や教育のことが実習を通じてより深く理解できました。マツゾエさん:私は人との繋がりが大きかったですね。
エキシビションやサークルもそうですが、先生方にもたくさん支援いただいたこと。 これは大きかったですね。コダオさん:『マリア様 嫌なことは喜んで』という長崎純心のモットーがあります。
学校生活を通じてこの考え方でいろんなことにすすんで取り組めたことが大きいです。
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プロ顔負けの真剣で笑顔にあふれた長崎純心大学四年生の表現。
素晴らしい表現の裏側にはこれまで学生生活で積み上げてきた
人と人とのつながりやチームプロジェクトやサークルやボランティアなど自分たちで考え、 企画し実践するという学びの環境が 大きく支えになっていたと実感しました。実行委員の皆さんとお話をさせていただきながら、
まっすぐな学生さんたちの目線がとても頼もしく印象的でした。石田学科長からも一言いただきました。
「1年間積み上げてきた学生たちの表現を見て欲しい。
長崎純心大学の学生が創作や表現で頑張っていることを 知っていただけると嬉しいですね。」学生さんの一人一人が手を繋ぎ
未来の子どもたちのために保育士や幼稚園教諭、 小学校の先生となって羽ばたいていく姿を見て感動とともに なんとも言えない感謝の気持ちを感じた『長崎純心大学第14回エキシビション』でした。素晴らしい公演をありがとうございました。
また、取材の機会をいただきました長崎純心大学の学科長、先生の皆様
ありがとうございました。